南米旅行振り返り

南米旅行の振り返りをしておこうと思います。似たような旅程で南米に行く人の参考になれば幸いです。

 

出国日 2023年8月24日

帰国日 2023年9月7日

 

日数は出国日から帰国日まで全部で15日。
主な見どころは、ペルーのナスカの地上絵とマチュピチュ遺跡、ボリビアのウユニ塩湖、ブラジル•アルゼンチンのイグアスの滝です。
日程としては割とタイト気味?もっとゆっくり回ることもできたと思いますが、忙しすぎる感じは特になく見たいものはほぼ全て見られたのでちょうど良かったのかもしれません。 

 

掛かった費用は全部で70万円くらい。

出発の数日前からバタバタしながらフライトやツアーの手配を始めたので、無駄に金をかけてしまったところはかなりありそう。
上手くやったらいくらでも節約できたと思いますが、自分も気が付けば年齢的にはもう良い大人。移動や宿はあまりケチケチせずそこそこの選択肢を選んだので妥当な値段かなとも思います。
特に夜行バスを無理して使わずに現地の移動で飛行機を多用したのは正解でした。時間も体力も温存して観光に余力を残せたんじゃないかな。

 

現金、クレジットカードについて。
クレジットカードはそこそこ使える店が多いですが、ほぼ確実に5%程度の手数料を取られます。

一回数十〜数百円でも積み重なればバカに出来ないので基本は現金がいいと思います。自分はあまり現金を持っていかなかったので途中のATMで45000円分くらいキャッシングしました。

ただ自分はここで大失敗。

余ったら次の国の通貨に換金すればいいと思っていたのですが、ボリビアの通貨のボリビアーノボリビアの外に出るとほとんど価値がなくなり相場の1/3の価値になったりそもそも換金してもらえなかったり。ボリビアーノは余らせてはいけない類の通貨でした。
また、ペルー、ボリビアパラグアイ、ブラジル、アルゼンチンに入国しましたが、すべての国で通貨が違うので面倒でした。ユーロは偉い。

 

物価について。
体感的には日本とあまり変わりません。レストランに入れば数百円〜千円ちょっとくらい。ペットボトルの水は一本100円ちょっと。バスツアーが数千円とかそんなもん。
宿代だけ極端に安くて、場所によりますが一泊2000円ちょっと出せば十分なクオリティの宿に泊まれます。数百円ケチってドミトリーを選ぶ必要はなさそう?外国人は宿泊費が免税なのが効いているのでしょうか。

 

航空券とバックパックについて。
航空券はGO TO GATEとKiwi.comで取りました。安い代わりに預け荷物は含まれず。今回は飛行機移動が多いこともあり、預け荷物なしのバックパックを選択しました。
現地の移動も楽なので正解だったと思います。
持ち込み荷物の重量制限は公式には7kgか10kgとしている航空会社が多かったですが、重量計測をされたのは日本→韓国のティーウェイ航空だけ。自分は8kgちょっとの荷物でしたが最後まで問題ありませんでした。
容量は30Lを選択。40Lだとサイズの規定に引っ掛かりそうだったのですが、ちゃんとサイズを見ている航空会社は無さそうだったので40Lでもいけたかな。でもコンパクトに越したことは無いと思うので30Lで正解だったかも。

 

服装について。
8月の南米は冬。特にウユニ塩湖周辺は標高が高いのでかなり寒い疑いもあったのですが、荷物を増やしたくなくて厚手の上着は持たず。
結局、日中は日差しが強いのでパーカー一枚で十分でした。ウユニ塩湖の星空待ちの時間だけは寒かったですが、厚手のインナーとパーカー、ライトダウン、フリースで凌げました。

 

高山病について。
マチュピチュが標高2400m、ウユニ塩湖が標高3600m、1番高いのはラパスのエル•アルト空港周辺で4000mくらい。
高山病予防薬のダイアモックスを出国前に近所の内科で処方してもらいました。保険適応外で診察約4000円、4登山分の16錠処方してもらって2500円くらいでした。
高地に入る前日に飲み始めて4日間飲んだら飲むのをやめて良いらしいのですが、結局ウユニを発つ前日まで7日間くらい飲み続けました。
自分は高山病の症状は軽い方で、頭痛や吐き気は一切ありませんでしたが、少しでも機敏に動くと息は上がるし常に下痢気味。好調では無いけれど行動に支障は出ない、くらいの体調で過ごしました。

 

SIMカードについて。
訳あってドコモの世界ギガし放題を使えるので基本的には不要。参考にならずすみません。
ボリビアのみ対象外のため現地でSIMカードを購入。街中のENTELの窓口で購入し、アクティベートまで済ませてくれます。SIMカード本体が10ボリビアーノ、3GB契約して30ボリビアーノ。800円くらいです。安い。
キオスクでも買えるようですがボラれるらしいのとアクティベートが面倒くさそう。

 

治安について。
スマートフォン盗んだやつ絶対許さないからな。
命に関わるような犯罪はそう無いと思いますが、ボリビアのラパスの市場で油断していたらポケットからスマートフォンをスられました。

なので主観強めの印象としてはボリビアの治安が最悪です。


ここからは1日ごとに、主に移動手段等を振り返ります。


1日目
ティーウェイ航空 成田→仁川
アシアナ航空 仁川→シドニー
仁川のトランジットにて、シドニーの後にニュージーランドオークランドを経由するらしいと教えられます。そんなん予約時点ではどこにも書いてなかったんだけど……

 

2日目
LATAM航空 シドニーオークランド

LATAM航空 オークランドサンティアゴ

LATAM航空 サンティアゴ→リマ

シドニーでのチケット発券はチケットカウンターは無くゲートでの搭乗時に実施。ここでニュージーランドのトランジットビザ、NZeTAが必要だと言われました。その場で数分でスマートフォンで申請して21ドル払い込んだらすぐ搭乗。かなりギリギリでしたがセーフ。

過酷な長距離移動を終えてリマにチェックイン。ここには2連泊。

 

3日目
リマ発着のナスカの地上絵フライトツアー。
ちょっと高めながら宿から全てドライバーが送迎してくれるプランにしました。時間を無駄にせず色々回ることができたので満足。
陸路でナスカまでは行かずに地上絵フライトはピスコの飛行場発着。ここら辺は結構時短した形です。

バスでナスカの街まで行って現地発着のフライトにしたり、ゆっくり展望台に登ったりするのももちろんいいと思います。

ただしナスカから次の目的地クスコへのフライトは無し。

クスコ行きの夜行バスはありますが、体力と時間的にあまり使いたく無かったので自分達はリマに戻ってリマから飛行機でクスコに向かうプランにしました。

 

4日目
往路の長時間フライトが効いているのか、地上絵フライトでセスナ酔いしたのが残っているのか、今回の道中で最悪の体調でした。起床時は若干熱っぽかったような?気合いで過ごしていたら午後には復調できてセーフ。

 

SKY航空 リマ→クスコ


コレクティーボ(乗合バス) クスコ→ウルバンバ

乗合バスのコレクティーボは1人数百円で安いです。
ウルバンバからタクシーでマラスの塩田とモライ遺跡観光。小さいけれどせっかくマチュピチュへの道中にあるし行く価値あり。

 

コレクティーボ ウルバンバ→オリャンタイタンボ

オリャンタイタンボに着いた頃には日が暮れていました。

オリャンタイタンボ遺跡は帰路で寄ることができたので良かったですが、ここにもう1日追加すればもっと余裕ある日程になったかな?

 

岳鉄道 オリャンタイタンボ→マチュピチュ

岳鉄道は事前に予約しました。席が埋まることもあるようなので事前予約の方が安心かも。
帰りの列車の日程を変更したいと駅の窓口で相談したら、同じグレードの列車なら追加費用なしで時間変更可能でした。

マチュピチュ村の宿で2連泊。

 

5日目
遺跡保護のため入場人数に制限をかけているマチュピチュの入場チケットは早いと数ヶ月前に売り切れるので要注意。
我々は出発前日に予約を取るような計画性の無さだったので135ドルと高額な割に内容がしょぼいVIPチケットしか予約することができず。
しかしマチュピチュ村のチケット売り場で当日枠が数百枠あるようで、200ドルちょっと取られましたがワイナピチュ山登山とマチュピチュ遺跡サーキット4のチケットを買うことができました。
前もって予約しなかったせいで4万円近く無駄にしましたが背に腹はかえられぬ。

 

6日目
岳鉄道 マチュピチュ村→オリャンタイタンボ

タクシー オリャンタイタンボ→クスコ
コレクティーボなら10ソルのところ、タクシーで4人集まれば1人15ソル。あまり変わらないです。

クスコで夜まで観光。

長距離バス クスコ→チチカカ湖経由→ラパス

 

7日目
この日は唯一の夜行バス。陸路で国境越えをしたかったのとチチカカ湖に行きたかった。
案の定ほとんど眠れず辛い思いをしました。ボリビアホップというツアー会社を利用したのですが、別の会社ならもっとマシだったのかな?値段がほとんど同じだったのでどれも同じかと思ったのですが。


日中はチチカカ湖にて2回のボートツアーに参加できます。プーノでウロス島へのボートツアー。行く価値アリでした。
ボリビア国境を超えたコパカバーナでは太陽の島へのボートツアー。

ラパスに着いたのは22時頃。ホテルの前まで連れて行ってくれました。
ラパスの宿に2連泊。

 

8日目
ラパス観光の日。
スマートフォンを盗まれたことしか覚えてない。ファック。

 

9日目
タクシー ラパス市街→エル•アルト空港

ボリビア航空 ラパス→ウユニ

通りすがりの穂高観光の車 ウユニ空港→ウユニ市街

16:00〜21:00 穂高観光のウユニ塩湖サンセット & 星空ツアー。最高。

ウユニの塩のホテルに2連泊。

 

10日目
10:30〜19:00 穂高観光のウユニ塩湖1日ツアー。最高。

 

11日目
タクシー ウユニ市街→ウユニ空港
ボリビア航空 ウユニ→ラパス
ボリビア航空 ラパス→サンタクルス
Paranair サンタクルスアスンシオン

小さな国際線でパラグアイに。トランジットの都合で19時間滞在できたのでアスンシオンに一泊しました。

 

12日目
バス アスンシオン→シウダーデルエス

アスンシオンの空港から飛行機でシウダーデルエステに向かう予定でしたが天候不良のためフライトキャンセル。

仕方が無いのでバスで向かいました。

ブラジル側のイグアスの滝は観光できなくなりましたが、規模的には本命は翌日のアルゼンチン側。ギリギリ耐えました。

 

バス シウダーデルエステ→プエルトイグアス

パラグアイ出国のイミグレで途中下車。スタンプをもらってから、渋滞に捕まっていた元のバスに再乗車。ブラジルのイミグレは出入国ともにスルー。アルゼンチンの入国で乗客全員一度下車して再乗車。

プエルトイグアスの宿で一泊。

 

13日目
バス プエルトイグアス市内→イグアスの滝

 

イグアスの滝観光。悪魔の喉笛が特にすごい。

 

バス イグアスの滝→プエルトイグアス市内のバスターミナル

 

タクシー プエルトイグアス市内のバスターミナル→フォスドイグアス空港

アルゼンチン出国とブラジル入学のイミグレはタクシーの運ちゃんが詳しく簡単に手続き完了。

 

LATAM航空 フォスドイグアス→サンパウロ

LATAM航空 サンパウロ→ロサンゼルス

 

14日目

トランジット9時間でロサンゼルスのベニスビーチ観光。

 

JAL ロサンゼルス→成田

 

15日目

成田空港から帰宅。

疲労と時差ボケで数日が吹き飛びました。

 

 

以上!南米旅行振り返りでした。