全日本トライアスロン皆生大会に出走してきました。
バイクのコースを間違えて失格になっちゃった(照)
ステータス:Disqualified (失格)
こんなことあるんだ。
全体の振り返りの前にバイクコースを間違えたところだけダイジェストで。
当日の天気は雨。基本的に視界は不良。
コース図でクローズアップされている120番周辺の左折の分岐を見逃して直進してしまいました。
あれ、今道路脇の看板に左折って書いてあった気がするし、コース脇に表示されてる通し番号が急に飛んだ気がする!?と思って下りで速度が乗りかけていたところを慌てて停車。
分岐から数百メートルのところにいたボランティアの誘導員の方に相談。
「左折の表示を見逃しちゃった気がするんですけど、さっきの分岐は曲がらないとダメでしたよね?」とか聞いた気がするのですが、『直進で大丈夫ですよ!』との返答。
「あれ?でも自分まだ周回してなくて一周目?なんですよね。分岐曲がらないとダメですよね?」とか重ねて聞いてみたのですが、『直進で大丈夫です!そのままずっと真っすぐ行ったらまた案内が出てきます』と力強い回答。
それなら大丈夫なのだろうと判断してしまい、そのまま間違った道を直進。ここで自分のレースは終了しました。
自分の少し後ろでも同じ様な挙動をして停車した選手がいたのですが、自分が真っすぐ走り出したのを見てそのまま間違った道に付いてきてしまったように見えました。巻き込んでしまってごめんなさい……
リザルトを見てみると自分含めて5人が失格になったようです。
ちなみに、参加選手約1000人に対してボランティアさんはなんと約4000人もいるとのこと。それだけの大人数ともなれば自分の持ち場以外のことはとても把握できないでしょう。
そもそも自分のレースに対して何の責任もない方に自身の進行方向を委ねている時点で失敗は決まっていた、といったところでしょうか。
そんな状況だったわけですが、後から振り返るとそれ以前から問題はあって、
・事前に試走をしていなかった
・前日のバスでの下見(先着予約制)に参加しなかった
・自分のスイムが遅すぎるのでバイクの時の周りの選手は先に周回コースを終わらせていた
とかとか、まぁ色々あったのですが、結局の所は当事者意識が足りていなかったの一言で終わる話かなと思います。
完走した人のブログをちらっと見て、どうも間違えやすい道があるといのは知っていたし、大会案内のYoutube動画にも道間違いに関する注意事項はありました。
それでもまさか自分が間違えるとは露も思わず、事前のコース確認を入念にしなかったのが敗因でしょう。
これまで何か月もかけて体造りの準備はしてきたのだから、情報収集にも相応の時間をかけるべきでしたね。
ま、いっか!反省終わり!
続いて大会当日までの練習の振り返り。
100点満点で60点が合格点として自己採点するなら、40点って感じの練習量でした。
余裕で不可。
正直全く完走できる気はしていませんでした。
まず皆生の選考に落ちてエントリーできなかった時点でランスイムの練習を全くしておらず、その後でキャンセル待ちが通って1.5か月前に急遽出走が決まりました。
そこからランだけはなんとかしようと頑張ったものの時間は全く足りず。
バイクもスイムも練習不足。
本番一週間前に体調を崩したこともあり出走前から諦めムード。
そんな状態だったので事前の情報収集をまともにする気が起きなかったというのも正直ありました。
そうはいっても結果を見ると、脚力的には十分完走できる力はついていたようです。
ロングディスタンスといってもあまり気負わない方がかえって良かったんだろうな。
そんな状態でも当日はやってくるもの。
最後に当日の振り返り。
7時にスイムスタート。
スタート直後はやっぱり混み合う。自分が遅いことはわかっていたので最後方からスタートしましたが、そうなると周りを抜かしていかないといけないのでそれはそれで難しかった。
途中から首元がやけに痛むなーと思いながら泳いだのですが、走り終わった後に確認したら首だけとんでもない日焼けをしていました。
朝イチで日焼け止めは塗りたくっていたのですが、塗り残しがあったのか、泳いでいる最中に剥がれたのかはわからず。
というか焼け始めて数十分で痛み始めることってある!?もしかして前日のうちに日焼けしていたのかな?
完走だけを目標にのんびり泳いだので日焼け以外は特に問題なく、たっぷり85分かけてスイム終了。体力は十分に残せました。
トランジションも補給を取りながらのんびりやって多分15分くらい。ガーミンウォッチのラップボタンを押さずに一時停止ボタンを押してしまったのでトランジションの時間は計測できませんでした。
8時40分くらいにバイクスタート。
バイクもひたすら温存。180Wくらいを目標にしようかと思っていたのですが、雨で冷えているせいか途中から膝も痛くなり全然ダメ。全体の平均で165Wだったようです。
持参の補給食は基本的にトランジションとバイクパートで摂取しました。
inゼリーのエネルギー (180kcal) 2本と受付でもらったゼリー (100kcal?) はトランジションで10秒チャージ×3回。
バイク中の補給はゼッケンバントに装着しておいたMag-on (120kcal) 2本、TOPSPEEDスズメバチエキス (22kcal) 2本、スポーツ羊羹 (120kcal) 2本。
完走目的でのんびり走ったので、正直もっとたくさん食べられる余裕はあったな。
固形物のエナジーバー (200kcal) 1本をランの途中に無理やり食べたのですが、これをバイクに2本くらい持ち込んでおくべきだった。
持参の補給食以外はエイドステーションで。
エネルギーになりそうなのはバナナくらいかな?多分トータルで2本分くらい食べました。
後は梅干しとオレンジとスイカとかを休憩を兼ねていだだきました。
そしてコースミスして全ておじゃんに。
失格とはわかっていながらも、そのまま家に帰ってもしょうがないしなってことで12時52分くらいにランスタート。
一番自信のなかったラン。序盤はゆっくり走り続けましたが、普段20kmそこそこの距離でしか練習していなかったこともあって30kmあたりで限界に到達。
バイクとラン中に「良い笑顔!」とか「ニコニコしよる」とか声を掛けていただいたのですが、般若の形相になっているだけです。
いらすとやさんの般若のお面のイラスト。
辛すぎて真顔を保てないとき口角が上がってヒィヒィいっているのですが、これは笑顔なのか?
なんにせよただひたすらにきつかった。
限界を感じつつも走ったり歩いたりを繰り返して、5時間15分かけてボロボロになりながらゴールしました。
ゴールラインを跨いだ直後に審判の所に呼び出されて経緯の説明があり失格に。
また来年会いましょう、との温かいお言葉をいただきました。
そんな感じで振り返り終わり!
練習不足が原因で完走できる気がせず、入念な準備を怠ったことで全てを失った一日でした。
事前準備はちゃんとしよう!
終わり!