20230905 南米日記 13日目 イグアスの滝、南米との別れ。

いつの間にか南米出国日が来てしまいました。早すぎる。ウユニ塩湖にいた頃はまだ半分も残っているなと思っていたのにあっという間に旅も大詰め。
今日は世界三名爆のイグアスの滝に向かいます。

 

イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンに跨っていて、どちらの国にもそれぞれ国立公園があり観光することができます。
ただし規模としてはブラジル側は小さく小一時間で回ることが出来るくらいで、アルゼンチン側は1日かけて回りたい感じらしい。
本来の日程では昨日の午後にブラジル側を観光する予定だったのですが、悪天候によりフライトがキャンセルになったためブラジル側に行くことはできず。今日のアルゼンチン側に全てを賭けます。

 

朝7時過ぎに宿を出発。大通りを歩いているとイグアスの滝行きのバスが通りかかったので手を挙げて止まってもらいました。いけるんだ。
料金は数年前までのブログ等を読むと150ペソくらいと書いてあるのですが、現在は1300ペソに爆値上げされています。値上げというかアルゼンチンペソがハイパーインフレを起こしていて貨幣としての価値がどんどん下がっているらしく、バス料金以外もあらゆる料金が額面上高騰していて過去の情報が参考になりません。
国立公園の入り口に着いて入園料を払うと10000ペソ。これは数年前まで500ペソだったらしいです。

 

このインフレを受けて2022年12月からは、外国人がクレジットカードで決済をした場合に約半額のレートになる電子決済市場レートといものが適用されているらしい。外貨獲得のため?とか非合法レートを使わせないためとか色々あるんですって。
と、いうことでアルゼンチンでの支払いは基本的にはクレジットカードがお得になるようです。

 

入場前に3000ペソでロッカーを借りて荷物を預けて準備完了。
入場した後は名物の滝に突っ込むボートツアーのチケットを手に入れます。

今日はオオサカ コウベ リョウスケに改名されました。これ本当にどうなってるの?オオサカってどこにも書いてないんだけどな。

 

まずはサファリカーに乗ってジャングルを進みます。解説はスペイン語のみなので何もわからず。このジャングルにも南国っぽい鳥がいたり猿がいたりで国立公園って感じです。

 

港に着いたらボートに乗り換えいざ滝へ。

 

滝の目の前まで近づくとシャワーどころかバケツをひっくり返したような水を浴びます。もう笑うしか無い。写真はありません。水着とカッパだけで来てよかった。
南米らしく乗客みんなが盛り上がっていて雰囲気も良く楽しめました。

 

続いてはイグアスの滝を下から眺めるロワートレイルを歩きます。

デカ過ぎる……壮観です。

 

ロワートレイルを回り終えたらレストランがあるところに帰ってきたのでそのまま昼食。1人5500ペソと多分結構高いですがハンバーガーのセットを頼んだところ、相当肉厚なバーガーが出てきてかなり美味かったです。

 

向かいの椅子に南米っぽい鳥が飛んできました。サービスいいなぁ。

 

昼食後は滝を上から眺めるアッパートレイルへ。

デカい上にそこら中滝だらけです。なんてスケールだ。

 

だんだん青空も見えてきていい調子です。

 

最後はトロッコ列車に乗って悪魔の喉笛と呼ばれる滝の落ち始めの地点に。ここがすごかった。本当にすごかった。有り体に言って感動しました。

地球に穴が空いてるみたい。

 

とんでもないパワーを感じます。P = 9.8QH くらいのパワーを。(ただしQは流量、Hは揚程とする。)

間近で見るととんでもない迫力でした。これだけでも南米に来てよかったと思えるくらい。

人が多くてゆっくり眺めていられないのが唯一の難点でしたが、帰りのトロッコ列車の時間まで堪能して撤収。
これにて南米旅行の目的地は全て制覇できました。

 

後は日本に帰るだけ。イグアスの滝周辺にはブラジル側のフォスドイグアス空港とアルゼンチン側のプエルトイグアス空港があり、アルゼンチン側からそのまま帰るならプエルトイグアス空港を使うのが自然だったのですが、間違えてフォスドイグアス空港発のフライトを予約してしまったのでまずはブラジルに向かいます。

 

園を出たらロッカーから荷物を回収してバスに飛び乗りプエルトイグアスのバスターミナルへ。バスターミナルでタクシーの料金表を見るとフォスドイグアス空港までは一律11000ペソ。明朗会計です。ペソが足りなかったのでATMで追加で降ろしてタクシーに乗車。
流石にタクシーの運ちゃんは慣れたものでアルゼンチンの出国とブラジルの入国をサッと済ませて30分ちょっとで空港につきました。

 

南米日記としてはこれにて終了かな。
ロサンゼルスでのトランジットが6時間程あるので一度入国できたりすればもう1日分書くかもしれません。
帰国したら旅程を簡単にまとめた振り返り日記を書こうと思います。

それでは、また明日。

20230904 南米日記 12日目 アスンシオンからプエルトイグアスへ

19時間のトランジットを利用してアスンシオンで一晩を過ごし、今日は空港に戻ってパラグアイ国内線でブラジル国境に近いシウダーデルエステに向かう予定でした。

しかし空港に着いてみるとシウダーデルエステ行きの便は欠航。天候不良か視界不良と思われます。確かに朝から雨が降っているし霧もかかっているもんなぁ。

曜日を振り替えることは出来ると言われたものの、明日の晩には南米を発つ我々にそんな時間はありません。

一応窓口で返金できないか確認したところ市内のオフィスで手続きすれば返金できるとのこと。飛行機の代わりに使うことになるバスターミナルへの道中にオフィスがあるため寄ってみることに。

結果、当然といえば当然ですが、予約した代理店を通して返金申請してくれとのこと。キャンセル保証等は一切つけずに予約したため帰ってくることは無いでしょう。

 

飛行機がダメなら陸路で向かうしかないということで、市内のバスターミナルからシウダーデルエステ行きのバスに乗ることに。

今日の午後に訪れる予定だったイグアスの滝のブラジル側に行く時間は無くなってしまいましたがとにかく行くっきゃない。イグアスの滝の本命は明日のアルゼンチン側なのでギリギリ耐えてるはず。

バスターミナルの窓口に着いて相談したところ10分後の12時ちょうどに出るバスがあるとのこと。水だけ買って昼飯も食べずにバスに飛び乗りました。

 

パスポートを渡して作成されたバスチケット。なぜか自分の名前がオオサカスギエになっています。そんなことある?

 

アスンシオンとシウダーデルエステは同じパラグアイ国内ですが1時間の時差があります。5時間走って現地時間の18時過ぎにシウダーデルエステに到着。

 

バスターミナルの中のちょっとした食堂でハンバーガーを食べました。温めてと頼んだらレンジじゃなくてちゃんとオーブンで焼いてくれたようで意外とうまい。

 

同じバスターミナルから今度は宿のあるプエルトイグアス行きのバスを待ちます。車体にわかりやすく書いてあって助かりました。

このバスでパラグアイを出国。ブラジルを経由してアルゼンチンに入るのですが、現地人は協定がありイミグレーションでの出国手続きが必要ないようです。

我々外国人はイミグレーションで途中下車して出入国スタンプをもらう必要があります。多分。でも無ければ無いでなんとかなりそう。

パラグアイ出国のイミグレーション周辺は結構な渋滞。イミグレーションの目の前でバスの運転手に伝えて降ろしてもらい、パラグアイ出国スタンプをもらいました。バスは基本的に待ってくれないのですが、出国手続きが一瞬で終わったため渋滞に捕まっていた元のバスに乗り直すことができました。ラッキー。

その後ブラジルを経由するのですが、どうやらアルゼンチンにそのまま抜ける場合はブラジルの出入国手続きは不要らしいです。バスはそのままアルゼンチンの国境へ。

アルゼンチンでの入国手続きは乗客全員がやっていました。自分達も無事通過したものの入国スタンプは無いとのこと。そうなんだ。

 

21時過ぎにプエルトイグアスの宿につきました。フライトが欠航になり思うようには動けませんでしたがなんとか宿に辿り着いて一安心。

明日こそイグアスの滝を観に行ってきます。

それでは、また明日。

 

 

20230903 南米日記 11日目 アスンシオンでシュラスコとサッカー観戦

2日間快晴で満喫したウユニを後にして今日はイグアスの滝への道中、パラグアイの首都アスンシオンを目指します。

宿から空港までは2人で20ボリビアーノ。400円くらいです。

ボリビア国内線でウユニ→ラパス。ラパス→サンタクルスと移動。

サンタクルスから小さな国際線に乗ってパラグアイアスンシオンにやってきました。

 

標高が500m程度まで下がったおかげで暑い。蒸し暑くたまに雨が降ったりしていかにも南米といった気候です。

 

空港で一万円分くらい余ったボリビアーノを換金しようとしたら悲しいことが発覚。ボリビアーノは国外でかなり価値が落ちるようで、ボリビアーノパラグアイの通貨グアラニーに換金すると価値が1/3くらいになってしまうようです。

確かにここまでの南米の国で明らかにボリビアだけ生活水準が低かったもんなぁ。約一万円のボリビアーノの価値は3000円くらいになってしまったようです。旅行ヘタか?

 

1000円ちょっと分だけ換金を済ませて空港を出発。パラグアイでの移動は全てUberで行けそう。物価が安めで空港から市街まで数百円でした。

 

キュビズムを感じる宿にチェックイン。

 

その後、T君発案のサッカー観戦に向かいます。

大きな国立スタジアムでやると思ってUberで向かったもののスタジアム周辺がどうも薄暗い。ドライバーの兄ちゃんに聞いてみると今日の試合は数キロ離れた別のスタジアムでやるとのこと。そちらまで向かってもらいUberのチップ機能で追加費用を払って無事到着。

 

ローカル感溢れるスタジアムでした。

ウルグアイトップリーグで現在下位争いをしているらしい2チーム同士の試合。サッカーのことは全然分かりませんが、おそらく人生初のサッカー現地観戦なのでテンション上がりました。

観戦を終えたT君曰くプレーはJリーグの方が上手いんじゃないかとのこと。そうなんだ。

 

サッカー観戦の後は、ウユニ塩湖で同じツアーに参加した日本人の方がオススメしていたシュラスコに行くことに。日本でもシュラスコに行ったことが無かったので最初はシステムがよくわかりませんでしたが、死ぬほど肉を食べられることだけはわかりました。

いやーうまかった。久々にちゃんとした食事をした気がします。物価が安いおかげか食べ放題とビール1本飲んでも1人3000円くらい。

ただの移動日かと思いきやアスンシオンで大満足の1日でした。

 

明日はブラジルに入ってイグアスの滝のブラジル側を見てきます。

それでは、また明日。

20230902 南米日記 10日目 ウユニ塩湖 Day 2

今日はウユニ塩湖で10:30〜19:00 の1日ツアーに参加します。
日本人スタッフがいるわけではないけれど日本人に人気の穂高観光で前日に予約して200ボリビアーノ
10:30に集合したところ事前に予約していたっぽい人は自分たちを含め4人。ランドクルーザーに乗り込んで少し待っていると追加で3人乗ってきて定員一杯。

 

まずは列車の墓場へ。

自分達以外全員スペイン語に堪能だったので見所到着時のちょっとしたガイドもほぼスペイン語のみ。残念だけどそこまで重要な解説をしている感じでも無いのでまぁいいか。

朽ち果てた列車。なかなか味がある。

 

煙管が通っていた跡を見て今更ながら機関車ってボイラーなんだなと思ったり。

 

列車の廃材でつくられたアート。思いの外クオリティが高い。

 

続いて土産物売りエリアに。うーん、特に何も買わず。

 

湧水のエリア。冷たい。

 

ダカール・ラリー経由地の碑。バイク乗り3人組が楽しそうにやってきました。バイクもいいなー。

 

国旗のエリア。日の丸もなびいています。

 

ウユニ塩湖内で唯一宿泊できる塩のホテルで昼食。

 

乾季のウユニ塩湖はもちろん一面の塩。

多角形に浮き上がっているのは、表面が早く乾いて固まり、続いて地中の水分が乾いて縮む時に表面が圧縮されるからだそうです。全体の効率を考えると六角形になるのが理想的なようで、確かに六角形が多いです。地球は賢いなぁ。

 

写真撮影タイムで定番のトリックアート。ガイドが小道具を色々出して写真を撮ってくれます。ド定番すぎて恥ずかしいくらいですが、悔しいけどはしゃいじゃう。

 

上手いこと撮ってくれるものです。

 

続いてサボテンの島にやってきました。ここは雨季には来られないようで乾季ならでは。なかなか壮観です。

 

1時間かけてゆっくり見てまわりました。

 

今日も今日とて鏡張り。乾季の南米は毎日快晴です。今のところ雨に降られたのはラパスでの数十分間だけだったかな。それも標高が高いせいか雨というより雪のようになっていてびしょ濡れになったりはしないタイプ。良いことです。

 

だんだんと陽が落ちてきました。元気玉ごっこしたり。

 

例のやつ。

 

今日は嬉しいワイン付き。
みんなワイワイ楽しそうにしているので景色の良さに加えて雰囲気が良く、ただ眺めがいいだけの観光地には収まらない良き時間を過ごせました。

昨日も書いたようにウユニ塩湖には逆張り精神でそこまで期待していなかったのですが、実際に過ごしてみたら心の底から楽しめる場所でした。生意気言ってすみませんでした。

丸2日間過ごして大満足のウユニ塩湖。明日は朝のフライトでパラグアイに向かいます。
それでは、また明日。

20230901 南米日記 9日目 ウユニ塩湖 Day 1

スマートフォン盗んだやつ殺す。(朝の挨拶)

 

早起きして朝5時にラパスの宿をチェックアウトして空港に向かいます。ラパス市内から空港へのタクシーの相場は60ボリビアーノくらいとのことだったのですが、135ボリビアーノに加えて早朝料金的なもので80ボリビアーノ持っていかれました。まぁ宿で呼んでもらったタクシーなのでしゃーないか。

 

ウユニへ向かうフライトに乗り込むと久々に日本人がたくさんいます。ウユニ塩湖はやっぱり日本人に人気なんですね。

空港について宿までの移動手段を考えているとニホンゴチョット話せるおばさんがトモダチだからタダで連れて行ってやるよと言ってきました。あまりにも怪しいけど、所属が穂高観光というウユニ観光する日本人には多分1番有名な現地の店の人だったので乗せてもらうことにしました。

結果本当に親切なだけで無料で街まで連れて行ってもらい、かなり日本語が通じて楽だったし値段も問題なかったので結局ウユニ塩湖観光ツアーもそこで申し込みました。

今日の夕方発のサンセット&星空ツアー150ボリビアーノと、明日の1日ツアー200ボリビアーノの2件を申し込み。

 

宿には10時前にはついてしまったのですが、ありがたいことに部屋の準備が終わっていたのでそのままチェックインできました。

 

 

選んだ宿はホテルCASA DE SAL。ウユニ市内に何軒かある塩のホテルと呼ばれるホテルで、壁面や調度品が岩塩で出来ています。一泊5000円くらいと南米基準ではお高めですが日本基準で考えたら大したことない値段でこのグレードは嬉しい。

 

16時の出発まで少し仮眠をとって出発。ツアー参加者は計5人で全員日本人でした。皆さん仕事を辞めたりホームステイで働いたりして長期の旅を実現していてバイタリティがすごい。自分も見習わなければ。

 

到着。THE 鏡張り!

ウユニ塩湖というとなんだか有名になりすぎて、はいはい死ぬまでに一度は見たい絶景ね、みたいなちょっと逆張りの態度をとりたくなってしまうタイプなのですが、来たら来たで結局テンション上がっちゃいました。

惜しむらくはスマートフォンの不在。やむなくiPadで写真を撮っていますが5年前に支給された骨董品と最新モデルのスマートフォンとでは画質は比べるべくもありません。

 

THE 椅子。これだけでなんかオシャレ。

 

ガイド監修の撮影タイムのはじまり。ここら辺からツアー参加者の皆さんのスマートフォンで撮った写真をエアドロップで頂いたので画質良好です。

 

色んなポーズを指定してくれます。

 

一緒に撮ってくれた皆さんありがとう!

はてなブログは動画をそのまま貼り付けられないのでここには載せられないのですが。鏡張りの上を歩きながらカメラを半回転させて上下反転させるトリック動画?は驚いた。流石に引き出しが多いです。イメージこんな感じ。

 

今度は夕陽タイム。アラバスタポーズしがち。

 

いい感じです。

 

楽しいね。

 

頂き物の写真。美しい。

 

19時前に完全に陽が沈んで19時半くらいまで車で星空待機。外は寒くてとても待っていられません。20時頃には月が出てきて星が霞むそうで数十分で勝負。

頃合いになって車外に出たら思わず声が出ました。無数の星にハッキリと天の川。人生でも最高クラスの星空です。船で毎日夜空を見ているとあまり星空には驚かなくなるのですが、今回は流石に凄かった。

 

ガイドさんが一眼と三脚を準備してくれていて一人づつ星空写真を撮ってくれます。

凄すぎ。25秒露光で数秒間だけ人間を照らしてました。

 

草。ガイドさんが光り棒を使ってやたら凝った写真を撮ってくれます。すごいけどこれウユニ塩湖感ある?

 

集合写真撮って解散!

皆さん気をつけて旅を続けてください。

 

今日はこれで終了。

それでは、また明日。

 

 

 

20230831 南米日記 8日目 ラパスの泥棒市場でスマートフォンを盗まれてむかつく

スマートフォンを盗まれました。

むかつく!!!!!!!!!!!

あーむかつくむかつくむかつく!!!!!!

むかつく!!!!!!!!!!!!!!!

人生で1番むかついているかも知れない。

これが、感情……?

 

30歳もとうに過ぎて繰り返す毎日に感情を失いつつある人生ですが、やはり旅をしていると心が動きます。

泥棒に対する殺意、プライスレス。

 

ラパスの泥棒市場と呼ばれている市場に行ったんですよね。

盗まれたものは翌週に市場で売られるらしいよ、とか言いながらブラブラしていたんです。

 

で、今日はいつも履いているスボンをホテルのランドリーサービスに出していたんですよ。

いつものズボンはジッパー付きの深めのポケットなのでジッパーを閉めておけばまず盗まれることはなかったと思うのですが、今日だけはジッパーのない浅めのポケットでした。

治安の悪い市場にいることはわかっていたのだから別の場所に入れてしっかりと守らないといけなかったのですが、いつもの癖でスマートフォンをズボンのポケットにいれていたところをやられました。

 

手口は定番通りのもので、数人がグルでまず女2人?が正面からぶつかって来て何かを落とす。多分USBケーブルだったかな?で、気を取られている間に別の男が後ろからぶつかってきてポケットから盗む。

明らかに異常なことが起きたとわかりすぐ財布を確認。それは大丈夫で、次にスマートフォンを確認したら無いぞ、と。数秒後には盗まれたことに気づいて振り返って犯人を探したのですが、そもそも姿を見ていないので探すも何もない。

絶望しつつT君のスマートフォンを借りてアンドロイドの端末を探す機能でGPS情報を調べたもののダメ。盗まれる数分前の位置情報自動更新以降、新たに位置情報が更新されることはありませんでした。流石にすぐに電源落とすんですね。こざかしい。

盗まれるまでのグーグルマップのタイムラインを載せておきます。誰かこの辺で見つけたら教えてください。左端のログが途切れてる所です。

このタイムラインのスクリーンショットを載せるの視覚的でいいかも。今後もやっていこうかな。失敗の中に学びを得てることすらむかつくな。

 

油断した自分が悪いところはもちろんあるのですが、やられる側も悪い理論は嫌いなので自分は責めずに犯人だけに殺意を向けようと思います。殺すぞ。

 

結局泥棒市場で手に入れられたものは、5ボリビアーノ(100円)の元素周期表だけでした。なんで買った?

 

幸いなことに海外でデザリング出来る社給のiPadを持ってきていたため(不良社員)、こうしてブログも書けるし航空券のeチケットが無くなって詰むようなこともないのですが、ただただむかつく。ブチ殺すぞ。

スマートフォンで撮った写真も昨日までの分は全てGoogleフォトにバックアップされているはずなのでギリギリ耐えてる。むかつくけど。

盗まれたPixel 6 Proでアンドロイドデビューしたのですが、購入して2年以上経った今でもなんだかんだでiPhoneの方が馴染む感じがあり次はiPhoneに戻ろうかと思っていた頃合いだったのですが、端末無しでグーグルのバックアップからiPhoneにデータ復旧出来るのかな?そんなこと調べなきゃいけないのもむかつくな。

クレジットカード付帯の海外旅行保険も効く可能性があるのかな?金の問題では無いんだけど貰えるものは貰わないとな。

あー、あとLINEが使えないのか。連絡くれてる人いたらごめんなさい。

 

しかしまぁ、こうして文字に起こすことで精神的にかなり落ち着いてきました。自責の念は大体消えて、良い土産話が出来たかなくらいに感情を整理できました。日記書いててよかった。後は泥棒への殺意だけは忘れないようにしたい。

 

明日はウユニ塩湖に行ってきます。

それでは、また明日。

20230830 南米日記 7日目 チチカカ湖

割としっかり描いていた下書きが消滅したので今日の日記は無しです。時間がある時に書こうと思います。

 

 

20230911追記

この日はペルーのクスコからボリビアのラパスまで長距離バスでの移動日。
途中でチチカカ湖でのボートツアーが2回挟まり計25時間の大移動です。

 

バスのシートは160°リクライニングで意外と快適!みたいなブログを読んで油断していたのですが、自分はまるで寝ることが出来ませんでした。どう考えても角度の問題では無い。

ほとんどずっと半覚醒状態のまま朝になり、チチカカ湖の北西部プーノの街にやってきました。

 

このチチカカ湖というのは、汽船が航行する世界最高標高3812mの湖だったり、トトラと呼ばれる藁で作った浮島の上で暮らすウル族が暮らしていたりします。


そしてなんといってもチチカカ湖インカ帝国史において非常に重要な場所なのです。

というのも、インカ帝国の初代皇帝マンコ•カパックが、
あ、ちょっと待って、マンコ•カパック?
マンコ•カパックか……
なるほど。


心が中学生になりそうになるのをグッと堪えて話を進めると、インカ帝国初代皇帝マンコ•カパックが太陽神によって遣わされたのがここチチカカ湖だという伝説が残っているそうです。
そしてマンコ•カパックはクスコを首都にして太陽の神殿を建設させ、農業や織物を教えて民衆を導いたんだそうな。


1200年頃から実在したインカ帝国ですが、初代皇帝マンコ•カパックだけは伝説色が強く、架空の人物か、実在の人物を元に脚色された伝説と考えられているようです。

やがて大きな帝国となったインカ帝国は金銀の錬成技術を活かして宮殿を飾り付けたり、黄金にまつわる儀式的な伝説があったりで黄金郷、エルドラドが存在すると噂されるようになります。


そして黄金郷の伝説を聞きつけた征服者、フランシスコ•ピサロ率いるスペインからのコンキスタドールによって1533年に滅ぼされることに。

 

インカ帝国数万人の兵はたった200人のコンキスタドールに敗北したんだとか。1つの帝国が200人に滅ぼされたって本気か?


コンキスタドール側は銃火器や騎馬で武装していたり、インカ帝国側は生活に直結する農業を捨てられず人手が足りなかったり、夜に戦うという文化が無かったりで敗北したらしい。

というようなことが地球の歩き方に書いてあってめちゃ面白かったです。

 

で、チチカカ湖。朝の5時頃にプーノの街について朝食をとったらボートでウル族が暮らす葦の島の集落へ向かいます。

 

普通の村に見えますが浮いてます。

 

島に着くとやたらしっかりしたパネルで島やチチカカ湖の概要を説明をしてくれます。

 

お宅に訪問して民芸品購入タイム。T君は立派なマラカスを買っていました。

 

民芸品のクオリティがとにかく高い。

 

屋根の上には雨水貯水タンクかな?

 

こちらははじめて見ましたが太陽光ヒーターっぼいです。なるほど。

 

ゆったり過ごしてからプーノの街に戻りました。

 

またまたバスに揺られてようやくボリビア国境へ。

さよならペルー!イミグレで出国スタンプを押してもらいます。

 

この門を超えるともうボリビア。入国手続きもあっさりでした。

 

ボリビア国旗がはためいています。

 

国境を越えてからまた少しバスに乗ってコパカバーナの街へ。ここは湖沿いのビーチみたいな街ですね。

 

ここでさらに5時間程の待機時間があり、その間にマンコ・カパック降臨の地、太陽の島に行くツアーに参加できます。良い機会なのでもちろん参加。

 

太陽の島へのボートに乗る前にボリビアの通貨のボリビアーノをATMでキャッシングします。ペルーでの経験からクレジットカードで支払うと数百円の手数料を取られることが多いとわかったので、ここからは基本キャッシュで払おうと余裕を持って45000円分の1900ボリビアーノをキャッシング。

 

ボートで1時間ちょっとかけて太陽の島へ。

 

島の歴史の話なんかを聞きながらゆっくりハイキング。ここで離脱してこの島に泊まる人もいるようでした。

 

ツアーが終わったらまたバス移動。ティキナという港で乗客だけボートで対岸に先回りしてバスを待ちまた乗車。

長い長い移動を終えて最終目的地のラパスに辿り着いたのは22時。疲れたー!