20230830 南米日記 7日目 チチカカ湖

割としっかり描いていた下書きが消滅したので今日の日記は無しです。時間がある時に書こうと思います。

 

 

20230911追記

この日はペルーのクスコからボリビアのラパスまで長距離バスでの移動日。
途中でチチカカ湖でのボートツアーが2回挟まり計25時間の大移動です。

 

バスのシートは160°リクライニングで意外と快適!みたいなブログを読んで油断していたのですが、自分はまるで寝ることが出来ませんでした。どう考えても角度の問題では無い。

ほとんどずっと半覚醒状態のまま朝になり、チチカカ湖の北西部プーノの街にやってきました。

 

このチチカカ湖というのは、汽船が航行する世界最高標高3812mの湖だったり、トトラと呼ばれる藁で作った浮島の上で暮らすウル族が暮らしていたりします。


そしてなんといってもチチカカ湖インカ帝国史において非常に重要な場所なのです。

というのも、インカ帝国の初代皇帝マンコ•カパックが、
あ、ちょっと待って、マンコ•カパック?
マンコ•カパックか……
なるほど。


心が中学生になりそうになるのをグッと堪えて話を進めると、インカ帝国初代皇帝マンコ•カパックが太陽神によって遣わされたのがここチチカカ湖だという伝説が残っているそうです。
そしてマンコ•カパックはクスコを首都にして太陽の神殿を建設させ、農業や織物を教えて民衆を導いたんだそうな。


1200年頃から実在したインカ帝国ですが、初代皇帝マンコ•カパックだけは伝説色が強く、架空の人物か、実在の人物を元に脚色された伝説と考えられているようです。

やがて大きな帝国となったインカ帝国は金銀の錬成技術を活かして宮殿を飾り付けたり、黄金にまつわる儀式的な伝説があったりで黄金郷、エルドラドが存在すると噂されるようになります。


そして黄金郷の伝説を聞きつけた征服者、フランシスコ•ピサロ率いるスペインからのコンキスタドールによって1533年に滅ぼされることに。

 

インカ帝国数万人の兵はたった200人のコンキスタドールに敗北したんだとか。1つの帝国が200人に滅ぼされたって本気か?


コンキスタドール側は銃火器や騎馬で武装していたり、インカ帝国側は生活に直結する農業を捨てられず人手が足りなかったり、夜に戦うという文化が無かったりで敗北したらしい。

というようなことが地球の歩き方に書いてあってめちゃ面白かったです。

 

で、チチカカ湖。朝の5時頃にプーノの街について朝食をとったらボートでウル族が暮らす葦の島の集落へ向かいます。

 

普通の村に見えますが浮いてます。

 

島に着くとやたらしっかりしたパネルで島やチチカカ湖の概要を説明をしてくれます。

 

お宅に訪問して民芸品購入タイム。T君は立派なマラカスを買っていました。

 

民芸品のクオリティがとにかく高い。

 

屋根の上には雨水貯水タンクかな?

 

こちらははじめて見ましたが太陽光ヒーターっぼいです。なるほど。

 

ゆったり過ごしてからプーノの街に戻りました。

 

またまたバスに揺られてようやくボリビア国境へ。

さよならペルー!イミグレで出国スタンプを押してもらいます。

 

この門を超えるともうボリビア。入国手続きもあっさりでした。

 

ボリビア国旗がはためいています。

 

国境を越えてからまた少しバスに乗ってコパカバーナの街へ。ここは湖沿いのビーチみたいな街ですね。

 

ここでさらに5時間程の待機時間があり、その間にマンコ・カパック降臨の地、太陽の島に行くツアーに参加できます。良い機会なのでもちろん参加。

 

太陽の島へのボートに乗る前にボリビアの通貨のボリビアーノをATMでキャッシングします。ペルーでの経験からクレジットカードで支払うと数百円の手数料を取られることが多いとわかったので、ここからは基本キャッシュで払おうと余裕を持って45000円分の1900ボリビアーノをキャッシング。

 

ボートで1時間ちょっとかけて太陽の島へ。

 

島の歴史の話なんかを聞きながらゆっくりハイキング。ここで離脱してこの島に泊まる人もいるようでした。

 

ツアーが終わったらまたバス移動。ティキナという港で乗客だけボートで対岸に先回りしてバスを待ちまた乗車。

長い長い移動を終えて最終目的地のラパスに辿り着いたのは22時。疲れたー!