20230828 南米日記 5日目 マチュピチュ遺跡とワイナピチュ山歩き

今日はマチュピチュ村の宿、アンディーノホテルからスタートです。

 

実は今回の旅行は準備を始めるのがあまりにも遅く、出発3日前に行きのフライトだけ確保して、その他のフライトや宿、ツアーの予約等は出発前日にとるという舐めっぷりでした。

ところがマチュピチュは遺跡の保護のために1日の入場者数をかなり制限しており、一番人気のワイナピチュ山登山とマチュピチュ遺跡見学がセットになった入場券は1ヶ月近く先までチケットが完売してしまっていました。

それどころか普通の遺跡見学や、マチュピチュ山とのセット、あまりメジャーでないフチュピチュ山とのセットすら完売で、割高なのにかなり短いコースしか回ることができないVIPチケットとかいうのを泣く泣く予約していたのです。

 

ということで、ダメ元ながら朝イチでチケット売り場に行って当日券的なものが無いか聞きに行ったところ……余裕でありました。

いやあるんかい!

掲示板を見る限り、当日枠?でワイナピチュ山とのセットが100人、マチュピチュ山とのセットが300人、フチュピチュ山とのセットが100人分の枠がありそうで、7:30頃でもそのほとんどが売れ残っていました。

普通のマチュピチュ遺跡巡りチケットと遺跡+インカ橋のチケットは売り切れていたので山に登るチケットの売れ残りが多いようです。

事前に予約していたVIPチケットは破棄することになってしまいますが、喜んでワイナピチュ山とのセットチケットを200ドルで購入しました。

 

気分も晴れ晴れ。バスチケットを売り場で買ってそのままバスの待機列に並びます。

 

バスを待っている間に数人のガイドが話しかけてきて、ガイドを付けたほうが良い経験になると勧誘してきます。大体50ドルくらいらしいので2人で割ると1人25ドルくらい。

値段的にはたいしたことないので雇ってもいいけど別に雇わなくてもいいなーと思いながら話を聞いていると、バスで遺跡の前についた所には日本語が話せるガイドがいるとのこと。日本語ガイドは80ドルくらいになるらしいという情報だけ仕入れてとりあえずバスで遺跡に向かいました。

 

遺跡の入口について自分がトイレに行っている間にT君が日本語を話せるガイドに見つかったようで色々と話していました。はじめのうちは若者だから大学生?と思われたようで50ドルでいいと言っています。せっかくなら色々教えてもらおうと雇うことにしました。結果的にはこれが大正解。ガイドブックに書いてある名所案内以外にもためになる情報満載でした。

一番良かった情報は、ペルーでは重要な3つの教えがあり「愛する」「働く」「学ぶ」ことが大切らしいということ。一番重要なのは愛すること。ネットで調べても出典とかは良くわかりませんでしたがそういうことらしいです。わかる。良い教えだ。

 

それはさておきマチュピチュ遺跡を見ていきます。

これだー!まさにマチュピチュ。チョコラブのオーバーソウルみたい!(シャーマンキング世代)

 

リャマも悠々と歩いております。

 

写真中央の少し色が違う建造物が太陽の神殿。近づくとわかりますが他の石垣や建物よりも岩一つ一つの処理がキレイで重要な建造物だったことがわかるんだとか。

たしかに丁寧に水平に石が積まれています。

冬至の日には東の窓から、夏至の日には遥か遠くにある太陽の門から南の窓に朝日が真っ直ぐ差し込むように作られているんですって。

特定のタイミングで朝日を見るミッションってオープンワールドゲーのサブミッションでありそ〜。とかくだらないことを考えてしまいましたが、夏至冬至の日を知ることは農作物の種まきや収穫の時期を知るために重要だったとか。

 

左に見えるのがフチュピチュ山。右に見えるのがワイナピチュ山。この後ワイナピチュ山に登ります。

ガイドとお別れして11時からワイナピチュ山歩きを始めます。ベロニカさん、良いガイドでした。

 

山歩きについて特筆するような事はなく、山頂の標高は2693mで一応高地?なので高山病にならないよう息を切らさずゆっくり登って片道40分くらい。

着きました。

山の上から見ると改めてよくもまぁこんな山奥に都市を作ったなと感心します。

 

山頂を少し降りて人の少ないところで動画を撮るなど。南米に来るために予定をキャンセルしてしまった友人宛に謝罪動画を、今回一緒に来られなかった会社の同期宛にも動画撮ったりして満足して下山しました。

 

帰り際にコンドル神殿を通り、背後の2枚の岩が翼に見えるというコンドル像をみたり。コンドルとピューマとヘビはペルーで神聖な3種類の生き物らしいです。

 

一通り回り終わってゲートを出ました。

いかにもマチュピチュに来たっぽい定番の写真撮影スポットは別の入口から入るルートらしく我々のチケットには含まれていないのですが、ガイドのベロニカさん曰くゲート係員に「お願い」すれば短時間なら入場できるかも知れないと言っていました。ナニカかな?

一応挑戦してみたのですが、割とお堅い係員に当たったようで入れてはくれませんでした。もう十分満喫できたので撤退します。

 

写真の場所が入口でマチュピチュ村までのハイキングコースもあるのですが、山歩きと遺跡巡りで十分歩いたので往復バスにして正解でした。

 

14時頃村に帰ったらまずは腹ごしらえ。

狭い路地の屋台で名前もわからない塩パイタン的なものを注文。この店に来る客は見た限り全員一皿目にこれを頼んでいたので名物のようです。水分塩分を筆頭に欲しいものが全部入っていてたまらん美味さでした。

パイタンを食べ終えたら店員や周りの客から肉とかロモ・サルタードは食べないのか?と聞かれ、どうやら前菜と主菜的に食べるらしいので肉を頼んで完食。2皿とインカコーラを合わせて700円くらい。流石屋台なお値段でした。

 

その後、村の中にある温泉に向かいます。

露天温泉で浴槽が5つくらいに水風呂が1つ。お湯の温度は34〜37℃でバラバラに表示がありましたが浸かってみた感じはあまりかわらずどれも37℃くらい?長く使っていられるいいお湯でした。しばらく浸かってからは水風呂と交代浴を繰り返して2時間ダラダラと。

どの国にいても結局これなんだよな。

 

晩御飯は近くのレストランで。

チチカカ湖で獲れるらしい魚であるところのトルチャのスープ。美味し。スープ系は外れないですね。

現地ではクイと呼ぶ天竺鼠。味は大体鳥肉ですが身が少なくて皮が厚い。お値段は70ソルをまけてもらって60ソルと2400円相当で結構高い。相場通りラストランで食べたら安くて60ソルくらいのようです。お祭り事の時なんかに食べる高級品なんだとか。

顔怖っ……

 

最後はマチュピチュ中にやたらたくさん店が出ているマッサージを受けました。暑い岩を使ったホットストーンマッサージってやつ。今晩は良く寝られそうです。

 

それでは、また明日。